新受事件は10年で2倍 増加が著しい医療過誤の訴訟件数

最高裁事務総局が毎年作成している「司法統計年報」を見ると、医療過誤訴訟(司法統計では本来、医療「関係」訴訟と表記していますが、本サイトでは馴染みのある「過誤」という表記に統一しています)は、新しく訴えが提起される事件(新受事件)が増加しており、その伸び率は通常の訴訟事件をはるかに上回っています。

年度 新受 既済 未済
平成7年 484 426 1,523
平成8年 575 500 1,603
平成9年 597 527 1,673
平成10年 632 582 1,723
平成11年 678 569 1,832
平成12年 795 691 1,936
平成13年 824 722 2,038
平成14年 906 869 2,075
平成15年 1,003 1,036 2,042
平成16年 1,110 1,004 2,148
平成17年 999 1,047 2,100
平成18年 913 1,139 1,874
平成19年 944 1,027 1,791
平成20年 877 986 1,682
平成21年 733 952 1,463

医療過誤訴訟の平均審理期間は約27ヶ月となっており、通常事件の訴訟に比べると2倍程度の差がありますが、着実に短縮化されてきています。

最高裁判所は医療者と法律家で構成される「医事関係訴訟委員会」を設置し、医療鑑別制度等の利用を効率化を図っているほか、東京・大阪地方裁判所等では専門部を設置するなどしており、今後より一層の審理の充実・促進が進むと期待されています。

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