勤務医賠償責任保険の内容と補償金額

医師が医療事故を起こし、患者に身体の障害が発生した場合の賠償などを補償します。
この保険に加入できるのは病院・診療所に勤務する医師に限られます。なお、勤務先の病院が複数ある場合でも、各々の病院における医療業務のすべてが対象となリます。

加入医師本人だけでなく、指揮・監督下で起こった看護師、診療放射線技師、薬剤師の事故もカバーされます。対象となる医療事故例としては、「輸血時の血液型の取違え」や「注射部位または深度の不適当による神経麻痺」、「手術の際のガーゼ類の遺留」などが挙げられます。

支払われる保険金の種類は、損害賠償金(示談・和解でも対象)をはじめ、被害者の治療費、入院費、慰謝料、休業補償費等などがあります。また、保険会社からの事前承認が必要となりますが、訴訟になった場合の訴訟費用や弁護士報酬なども賄われます。

一般的なタイプは最大補償額が1億円となっていますが、2億円までカバーされる最大保障タイプも登場しています。販売は損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上、日本興亜損保、アリコジャパンの5社が行っており、学会や大学同窓会などを通じて加入するケースが多くなっています(加入人数に応じて、保険料が最大で20%割引となるため)。

保険料
一般的なタイプ:50,830円(20%の割引→40,660円)/ 年
最大補償タイプ:66,030円(20%の割引→52,820円) / 年

なお訴訟大国のアメリカでは、訴訟数・損害賠償金額の大きさが日本の比ではありませんので、保険料は当然高くなっています。診療科目、病院がある州によって大きな差があるものの、年間で1000万円を超えるのがザラです。

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